重版出来(じゅうはんしゅったい)
原作は漫画。2016年放送。
ネタバレあり。
ドラマ見るまで知らない用語だった。できって読んでた。今は増刷されて販売されること。
オダギリジョー目当てで見た。やはりオダギリジョーの存在感は唯一無二。
主人公 黒沢 心(くろさわ こころ)
黒木華
どうしても はな と読んでしまうけど はる。
五百旗頭 敬(いおきべ けい)
オダギリジョー
五百旗頭って苗字も初めて知ったけど逸話がかっこいい。五百の旗を翻し、祖神を守護するという。
小泉 純(こいずみ じゅん)
坂口健太郎
坂口健太郎も好きだから出てて嬉しい。
1話の面接
社長(高田純次)が清掃員に化けていた。心は分からずに社長を投げたが、体軸が通っていたと社長に認められて受かる。筆記試験は満点。
漫画の週刊バイブスの編集部に配属された。他社の雑誌、エンペラーに勝ちたい。
感想
興都館は小学館のパロかと思ったら、原作が小学館から出てた。やっぱり。
関係ないけど小学館にとあることで問い合わせてシカトされたから、いいイメージがない。同じく東大も。人の心がないのかと思った。
1話の時点ではブラック企業を思い浮かべてつらくなった。
さておき。小学館や東大のカスタマー担当が最悪だったと思うことにして、ドラマはドラマで楽しむ。
1話の漫画家・三蔵山(小日向文世)の作画を担当したのはゆうきまさみ。知ってる漫画家だった。
絵が伸びてるって発言がリアル。漫画家は全盛期を過ぎるとなぜか顔が伸びる傾向にある。
アシスタントに時代遅れなど言われ、読者からの悪口の掲示板をFAXまでされ、原稿を下げてしまった三蔵山。
アシスタントを今度会ったら締め落とす。本気出せば5秒です。が良かった。
30年休みなく連載を続けてきた三蔵山。優しさこそが強さだということが全く伝わってなかったと嘆くのがつらかった。
絵が伸びた原因は猫背だった。見る角度が違っていたから。それを心が見つけた。
昔のアシスタントが出てきたのは感動した。
2話
営業部と編集部の戦いと協力。
営業の小泉はやる気がない。別の部署を希望している。
黒沢のやる気に感化され、小泉もやる気を出してきた。
売れてなかった漫画が重版出来。
感想
店頭に置いてる無料で読める1話が、実際に本をばらしてかいるのは初めて知った。印刷してるのかと思った。
エンディングに使われているユニコーンのエコーが劇中にも使われて、いい味だしてる。
3話
成田メロンヌ(要潤)の漫画が打ち切りに。
担当の壬生(みぶ・荒川良々)が自分がメロンヌの面白さを読者に伝える努力をしてなかったと、喧嘩をしたメロンヌと和解。
心の担当した高畑(たかはた・滝藤賢一)は女が出て行ってやる気を無くしたが、戻ってきてやる気を出した。
感想
欲しい物なんでも買ってもらえて好きな時に温泉行ける彼女が羨ましい。
4話
同人即売会で持ち込みをした新人2人を担当した心。
1人は男性で、話は面白いが絵が下手。
もう1人は女性で、絵が上手いが話が下手。
他の担当がデビューをチラつかせ、女性漫画家を奪おうとした。
小説の漫画化を持ちかけられた女性はそれを受け入れた。失恋したと泣く心。
感想
安田顕がすごいムカついた。女性漫画家はそのまま心の元にいた方が良かったと思う。
5話
久慈社長の若い頃の話。
貧乏で中学卒業と同時に、母親が男と出て行った。
ワルになり、人脅したがその脅したじいさんが、運はコントロールするんだ、どこで使いたいかだと言う。
それを聞き、その後真面目に生きた社長。
感想
運がプラマイゼロなのは共感した。どこかで帳尻が合わさっていると思っている。
6話
安井の昔の話。担当していた週刊誌が廃刊に。担当した漫画家に知らせずにいて、キレられた。
何のリスクもない会社員がと言われたが、妻からは仕事ばかりだと離婚届を突きつけられた。
そして、数字を追うだけの今の性格になってしまった。妻からはもっと仕事してもいいのよと言われる。
安井が担当している東江絹は、ストレスでトイレで吐いてしまっていた。
新しい安井からの仕事を絹は断った。そして興都館を辞め、バイトしながらもう一度やり直すと心に報告した。
編集長から、お前が稼いでくれるお陰で、他が冒険できると言われた安井。
感想
安井の見方が変わった。
確かに編集長の言う通り、みんながみんな自由に利益を度外視してたら会社が成り立たない。
家族のためにも早く帰るようにしたのに、もっと仕事しても良いとか言う嫁にイラッとした。
そんなちょうど良くなんて出来ないだろう。
7話
三蔵山の元で10年アシスタントを続け、いまだデビュー出来ていない沼田渡(ムロツヨシ)と天才新人漫画家、中田伯(永山絢斗)の話。
沼田が中田に嫉妬する。態度が悪いところにイライラしている。
中田は祖父母に育てられていた。母親からは犬の首輪で繋がれていたと言う。
アシスタントを辞めた沼田。
中田にインクをぶちまけたことを白状した沼田。理由は何だと思う?と問うと、絵が下手だからと答えた中田。
感想
新人漫画家の中田伯役の永山絢斗が瑛太の弟とは知らなかった。瑛太は永山瑛太に改名したの忘れてた。瑛太のイメージが強すぎる。
男三兄弟、みんなイケメン。味のある俳優だと思う。長男は知らないけど、兄の瑛太より演技が上手いと思う。
見てて苦しい回だった。沼田が中田のネームを汚しちゃって、隠しているところとか。
没落した牛露田の家が悲惨なことになっているのもつらかった。
さかなクンさんに笑った(笑)
現実だとムロツヨシの方が生い立ちは複雑だそうで、内容を考えると何だか複雑な気持ちになる。どんな気持ちで演じてたんだろう。
8話
牛露田(康すおん)の話。
手が震えてまともに線を描くことも出来なくなっていた。
娘に心が漫画を与え、娘は漫画に興味を持った。
亡くなった妻が、自分の夢を応援していたことを編集長から伝えられ、拒否していた電子書籍の契約をした。
感想
娘がお父さんの漫画、すっごい面白かったと言った時に泣いた。
俳優の康すおん、何となく向こうの顔してるなと思ったらやはり在日だった。
9話
エンペラーの副編集長が、高畑を引き抜こうとした。
そして高畑は掛け持ちへ。
高畑は彼女に出て行けと言った。彼女はもう疲れたと五百旗頭に行った。ツノひめに勝てないと。
五百旗頭は高畑にツノひめが好きですと伝えた。高畑は引き抜きを断った。
中田の連載が決まった。
感想
五百旗頭の全ッ然伝わってねぇ!!が面白かった。
10話 最終回
中田のアシスタントが続かない。
独りよがりの中田。
三蔵山が近代芸術文化賞マンガ部門を取った。沼田が結婚。
三蔵山はドラゴン急流の終了し、新しい漫画を描くと宣言した。
中田の漫画が重版出来。
感想
おにぎり1個作るのにどれだけの水が使われているかという三蔵山の話が良かった。
中田の黒沢さんの目標なら叶えてあげたいにどきっとした。
中田伯の作画を担当したのは、ひなた来夢。あまり有名な人ではないらしい。
全話通しての感想。
最後までブラック企業感が抜けなかったけど、フィクションとして面白かった。