ネタバレあり。
第7話 一期一会の初恋
西門の初恋相手は、優紀が通っているお茶サークルにいた更だった。
しかし、西門がお茶会に来た次の日、更はお茶会をやめた。
西門は引っ越した更に会いに行った。
更に、まだ兄のことを好きなのかと聞くと、兄は兄でしかないと言った。
俺は?と聞き、ツーリングに行かないかと聞くと、更は父の友達の、陶芸家の息子(田中圭)と結婚すると言う。
1年前、バレンタインの朝6時に、東京タワーが見えるビルの屋上でと更に言われた西門だったが、行かなかった。
西門はその時、更が自分の兄を好きだと思っているのもあった。
優紀はその時、更と会うとは知らずに、行かない方がいいと言ってしまっていた。
そのビルを一人で探した優紀。
そして、西門を呼び出した。
西門は6時ぎりぎりになって、優紀が待つビルに走った。
6時からの3分間だけ、手前のビルの文字が消えると優紀が言い、朝日が差し込むと、「ジロー、すき」という文字が浮かび上がった。
西門は泣きながらそれを見た。
帰り道、西門は「俺の中で何かが変わった気がする。今度、きちんとお礼させて」と優紀に言った。
そして、西門は自分の経験からつくしに、「周りの目とか、気にするな。自分の気持ちにきちんと向き合わないと。
今という時は、2度と戻らないんだから。一期一会だぞ」とつくしに言った。
西門と優紀に背中を押され、つくしは道明寺に会いに行き、「明日、花沢類に会いに行き、花沢類とは付き合えない。今一番大事にしたいのは、あなたじゃないって言ってくる」と言った。
手には土星のネックレスが握られていた。
つくしは花沢類に電話した。
花沢類は浮かない表情。
道明寺は家に来た滋に、俺の気持ちわかってんだろ?と言った。
つくしは何か決意したように、部屋を出て行った。
感想
原作でも西門の話は切なかったけど、ドラマだと余計に生々しくて悲しかった。
田中圭が超ちょい役でびっくり。
何年もずっと脇役だったのを、おっさんずラブでやっとブレイクしたんだよね。
もっとちょい役なのは吉瀬美智子だけど。あの役はすごい。
こういう超脇役から売れっ子になるのすごい。
第8話 四角関係の決着
道明寺は滋に付き合えないと言った。目の前で滋が裸になり、何も感じないの?と聞いても、道明寺は感じないと言った。
滋は、本気で好きだったのにと、泣いて怒った。
道明寺は謝るしかなかった。
つくしは花沢類を呼び出すが、いつもすっと引いてしまって、後で後悔していたから、今回は諦めないことにした、と言われてしまう。
つくしのところに滋が来て、突然、道明寺が私に欲情して襲ってきた、あたしと結婚するって、と言ってきた。
道明寺は花沢類のところに行った。
牧野を幸せに出来るのは、司じゃなくて俺だと思う、と言う花沢類に、道明寺は土下座し、牧野のことを諦めてくれ、と言った。
牧野に会ったら、頑張れって言っておいてと西門と美作に花沢類は言った。
並木道で道明寺がつくしに、お前を守る。俺を信じてついて来いと言った。
花沢類と道明寺は胸を拳で叩き、指を差し合った。
楓が帰ってきて、牧野つくしを道明寺の家に入れるなと言った。しかしタマは反論。
先代の遺言をご存知ですよね?とタマは楓に言った。
この屋敷の中で起きた全ての責任をタマに一任する。それが誰であろうとタマに口出ししてはならない!と。
先代は道明寺の祖父。
タマは19歳で夫を亡くし、先代に拾われた。そして、タマは一生ついていくと誓った。
あんたが変えたんだろ、坊ちゃんを。とタマはつくしに言った。
そして、出て行ったりしないでおくれよ、あんたのことはあたしが、命を懸けて守るから。と言った。
道明寺は大河原との会食に行った。
すると、滋が今回の婚約を破棄したいと言った。
あたしのわがままで破断したことだから、合併話は進めて、と父に言った。
滋は今まで司とつくしの仲を邪魔してきたお詫び、と道明寺に言った。
あたしの分まで、つくしのことを幸せにしてあげてね、と言った。
つくしの留守電に、司とはもう何も無くなったから安心してね、それとあの夜は司とは何もなかったのと言った。
今度会った時も友達でいてね、滋さんじゃなくて、滋って言ってね、と残した。
滋は両親のいるニューヨークへ。
空港まで道明寺は急ぎ、花沢類がつくしを空港まで送った。
滋!また、絶対うちに遊びに来てね!とつくしは言った。
見送った直後、道明寺が到着した。
ふたりが手を繋いだところに、楓とSPたちが現れた。
感想
タマが楓に言うの、原作でもスカッとしたけどドラマでもスカッと!
花沢類がクッション抱いてるの可愛かった。
滋!て空港でつくしが呼ぶって予定調和だったのに泣けた。
滋、良い女過ぎる。絶対に道明寺より良い男と結婚して欲しい。
第9話 切ない雨の別れ
道明寺グループは大河原財閥との合併が取り消しになり、道明寺は楓によりクレジットカードと携帯を止められ、勘当された。
そして西田はクビに。
また多くの失業者が出るかもしれない。
それでも道明寺はつくしと生きていくと決めるが、つくしは楓に今後一切、道明寺と関わらないと告げ、道明寺にお別れを言った。
つくしは、両親と弟の元へ行った。
道明寺が信号待ちをしていると、ニューヨークで亡くなったはずのケンが向こう側に立っていた。
逃げ出したケンの後を道明寺は追った。
感想
ケンが生きてたことも何となく覚えてたな。
クッキー恋の味ってすごい。餌付け。
第10話 消えた思い出
つくしの両親は、父が船酔いのため、わかめを干して稼いでいたが、家賃を払えずにいた。
つくしが道明寺財閥の御曹司と付き合っているため、後で返すということで見逃されていたが、本当に付き合っているのか疑われ始めてしまっていた。
ケンが言うには、全て楓の仕組んだことで、ケンは日本でビジネスをする代わりに、道明寺の前で飛び降りたのだった。
西門はカードを、美作は現金を、花沢類は携帯とヘリを道明寺に渡した。
そして道明寺はもう道明寺財閥はどうなっても良い、とつくしの元へと向かった。
つくしは小さな会社の社長の飛び降りを止めた。
世紀の大発明なのに、小さな会社であるため、誰も相手にしてくれないという。
つくしは、その製品を愛するように、相手の人も愛したらいいんじゃないか。
自分のパパはダメダメだけど、人の悪口は絶対に言わない。いつもありがとうと言っている。ありがとうって言葉は魔法の言葉だと思う、と言った。
社長はもう一度頑張ってみようかなと言った。
道明寺はつくしがいる漁業の町へ到着。
ケンのことを伝え、今の俺は何もないけど、それでもお前と一緒にいたいと言った。
それを聞いた町の人々が、話が違うと暴動を起こし、止めに入った進が高いところから落ちそうになり、それを助けた道明寺は、気を失ってしまった。
そして、つくしのことだけ記憶喪失で忘れてしまった。
道明寺と話したことを再現したり、思い出すよう奮闘するつくしだったが、道明寺はつくしを思い出さない。
つくしは病院で、中島海(なかじま うみ 戸田恵梨香)という少女と出会う。
海は病院で人気の明るい少女で、西門と美作も可愛いと言ったが、花沢類は俺嫌い。と言った。
海は道明寺に近寄っていた。
それを花沢類は部外者は黙っていろ、消えろと一喝した。
つくしは道明寺の記憶を取り戻すため、思い出のクッキーを焼いて持って行った。
道明寺は目を覚まし、クッキーを食べ、恋の味がした、このクッキー。と言った。
そこにいたのはつくしではなく海で、道明寺は勘違いし、これお前が作ったのか?俺が忘れている人ってお前なのか?俺たち付き合ってたのか?と海に言った。
すると海は道明寺にキスをした。
つくしは土星のネックレスを落としてしまい、振り返った。
感想
海がうざすぎる。原作だと、桜子がキレるんだよね。
戸田恵梨香ってこういう、明るくてモテるんだけどちょっとウザい女の子の役柄多いなと思った。
第11話 最終回 史上最高のプロポーズ
つくしが病室に行くと、道明寺が退院していた。
つくしは花沢類の運転で、道明寺の元へ向かった。
道明寺の家に着くと、海がいらっしゃい、と出迎えた。
つくしは土星のネックレスをつけ、道明寺に会うと、そのネックレスイラつく、と言った。
それにキレたつくし。
道明寺は海に、またあのクッキー作ってくれと言った。それを見て、つくしは涙し、もういい、とつくしはネックレスを道明寺に投げた。
あんたは道明寺であって、道明寺じゃないんだもんね。と言った。
あの泣き顔が気になってしょうがねーと道明寺が言うと、海は泣き、司くんが失ったもの、海が埋めてあげる、好き、海が支えてあげると道明寺に抱きついた。
つくしは道明寺の快気祝いに行くことに。
スキー場のあるホテルでF4、つくし、優紀、海が集まった。
温泉で、海はつくしに、司くんが好きなのと言った。
西門と美作は、海の邪魔をしようかと言うが、花沢類は、司は野生動物だから大丈夫。それに、あの子に牧野は超えられない。あの2人の絆は強い。と言った。
海はクッキーを焼いて道明寺に渡した。
一口食べた道明寺はクッキーを投げつけ、お前、嘘ついたな、この間のクッキー、お前が作ったんじゃないだろ。と言った。
優紀を探すつくしに、海は、優紀は山頂まで忘れ物を取りに行ったと嘘をついた。
つくしは吹雪の中、外へ出てしまった。
花沢類は海が何かを隠していると見抜き、白状させた。それを聞いた道明寺が探しに出て行った。
その姿を、花沢類は本能だよと言った。
ケンが楓の前に現れ、道明寺に真実を話し、その際に生きてて本当に良かったと泣いたことを話した。
そして、坊ちゃんは充分、道明寺グループの上に立つ人間、手遅れになる前に特別救護部隊を、と進言した。
雪の中倒れているつくしを道明寺は山小屋に運んだ。
記憶が戻っていないのに、どうして助けに来たんだと聞くつくしに、道明寺は体が勝手に動いていたと言った。
山小屋で焚き火をつけ過ごしていたが、道明寺は熱を出した。
つくしはエレベーターに閉じ込められた時のように道明寺に薬を飲ませ、看病した。
道明寺は、いつかもこんなことがあった気がする。雨の中待ち続けて、俺たちはどこにも逃げられないところに閉じ込められて、と記憶を語り始めた。
あの時一緒にいた、俺が生まれて初めて惚れた女は。と熱にうなされながら、つくしを思い出した。
牧野、お前が俺の、運命の女だ。と言った。
そして土星のネックレスを取り出した。
道明寺は川の中、拾いに行ったのかよ、と言い、つくしにネックレスをつけた。
やっぱり俺たちは、運命共同体だ。と言い、2人は抱きしめ合った。
翌朝、救助隊(東野幸治ら)が来た。
このことが新聞に大きく取り上げられ、婚約者として知れ渡ったつくし。
つくしの父はその記事を見た社長から、戻ってこいと言われ、社宅に戻れると家族で喜んだ。
その裏面で、つくしが助けた社長が、製品がヒットし、全世界から注目された。
社長は、向こう30年間はIT業界を独走できると、道明寺グループに提携の話を持ち出した。
もし道明寺の結婚の話が本当であれば、と。椿が社長をつくしが救ったと話した。
社長は楓に、つくしは、道明寺グループの救世主になると話した。
楓は道明寺に、道明寺グループの後継者に指名すると言った。
道明寺はどうしてもと言うなら、西田を俺の秘書にしろと言った。
道明寺は椿に、ニューヨークに行って、大河原財閥にもう一度合併の話をつけると言った。
卒業式当日、車が道にはまってしまい、動かなくなった。
車を押していると、海が来て、つくしと一緒に押した。
そして、今までごめんなさい、と謝った。つくしは海を許した。
今度は車がガス欠になってしまい、つくしは会場まで制服のまま走った。
そこに楓が現れ、会場まで送る、と車を出した。
プロム会場の武道館には、F4、静、桜子、優紀、女将さん、道明寺、滋が集った。
夜になりつくしが会場に着くと、プロムは終わっていた。
道明寺一人がいて、俺と結婚してくれ、とつくしに手を差し出した。
さんざん嫌な思いをさせたけど、それでも俺が一緒にいたいから。と言うと、つくしはしょうがないなぁ。あたしがあんたを幸せにしてあげてもいいよ。と道明寺の手を取った。
宣戦布告だな。やってもらおうじゃん。とお姫様抱っこをした。
すると明かりがつき、待っていた生徒たちの大歓声があった。
椿をはじめ、F4や集まった仲間たちがおめでとう、と言った。
道明寺はつくしの胸のポケットに薔薇を入れ、踊るか?俺様と。と言ってダンスをした。
楓は西田に、行きたかったら行きなさい、と言い、西田は会場へ行った。
道明寺はつくしの家に、結婚の挨拶に行った。
つくしはF4それぞれをひと言ずつ語った。
ラスト、恵比寿ガーデンプレイスで待つ道明寺の元へ行き、遅刻に怒る道明寺のマフラーを引っ張り、夕日を背景にキスをした。
感想
そういえば最終回もちょっとだけリアタイしたかも。
車押してたとこ覚えてる。
ドラマだから仕方ないけど、駆け足に感じた。
あとあんだけ大勢いたら、絶対ざわつくだろとか。ドラマにつっこむのも野暮だけど。
最後の夕日背景は80年代トレンディドラマっぽくて好き。
全体の感想
2より1の方が面白かった。
映画は見たことある気がするけど覚えてないからまた見たくなった。