2020年放送。原作は漫画。
同年にドラマから映画化もされている。主演は乃木坂46のメンバーたち。
有名なのは知ってた。ネトフリで見た。
主人公の声良いなと思ったら普通に女優だった。芸人、オズワルド伊藤の妹。
テレビのバラエティで見てすごく素人っぽい子出てるなと思ったら、声優やってたのか。
ネタバレあり。
あらすじ
アニメ好きな女子高生と同じくアニメ好きでモデルでお金持ちお嬢様の女子高生とお金儲けが得意な女子高生がアニメ制作をするストーリー。
アニメを作らせようとしない学校や親と戦いながら、仲間を増やしつつ活動を進めていく3人。
文化祭で評価され、親から反対されていたモデルは親に認められる。
その後、町おこしのためにアニメ制作を依頼されて制作。3人で出来上がったアニメを見た。
感想
アニメ制作の拘り、過酷さ、楽しさを知れて面白い。
ロボやメカに興味がほぼないから、人物デッサンの話が面白かった。
水崎が 拘りを持っている私がここにいるって。 という台詞のところが一番熱かったと思う。
それと、友達ではなく、仲間と言うところ。
似て非なるものだと思った。
オタク口調が面白く、突然はいバターや照代などの昭和ネタが飛び出ていつの時代なんだと思いはしたものの、学生時代に映像を作ることに勤しんでいた庵野秀明を思い出したりした。
最初に出てくるアニメがもろに宮崎駿の未来少年コナン。残され島のコナンとして登場している。
未来少年コナンは面白いけど途中で挫折してしまった。ネトフリにあるなら見たい。
原作者の大童澄瞳(おおわら すみと)は宮崎駿のファンなんだろうか。
全体を通して物凄く面白いアニメだったというわけではないけど、こういう職人モノアニメがあってもいいと思う。
あとコインランドリーや銭湯が懐かしい雰囲気でよかった。思った通り芝浜は実在はしない街で、聖地というものはない。
ただモデルになった場所くらいはありそうな気もする。
殆どの作品が東京、神奈川、千葉、大阪、京都、アメリカ、イギリス、フランスなどを舞台にしている中で、アニメ制作というリアルさがありながら架空の街というのは斬新だと思った。
オープニングがキラカードのようで可愛い。
学生時代によくある箸の持ち方の会話、親にいちいち電話しなきゃならない描写などがリアリティがあって良かった。
モノづくりの楽しさ、情熱を掻き立てられ、仲間がいることの喜びを感じる作品。さすがNHKと思った。
NHKのアニメは質が高い。教育的要素がしっかりある。
文化祭の様子は四畳半神話大系を思わせた。と思ったら監督が同じだった。どうりで。湯浅正明。