忘却の都

忘却の都

すぐ忘れるから書く(^ω^)

東野圭吾 原作ドラマ 白夜行 感想あらすじ結末

今年の7月に亡くなった東野圭吾原作小説のドラマ化。

2006年放送。今からちょうど20年前。

主演は綾瀬はるかと山田孝之。

2011年には映画化されており、主演は堀北真希。相手役に高良健吾。

映画の方は俳優の方がパッとしないメインビジュアルだと思ったら、なぜか映画は堀北真希単独主演らしい。

ドラマのテーマソングは柴咲コウの「影」。

ネタバレあり。

あらすじ
小学生の頃、好きな女子だった雪穂を父が裸の写真を撮影しているのを目撃した亮司は、父をハサミで刺してさつ害してしまった。

雪穂は恩を感じ、自分を亮司の父に売った母を犯人に仕立て上げ、さつ害。

こうして父をころされた被害者の息子と、さつ害した加害者の娘が出来上がった。





本当は母とともにガスでこの世を去るつもりだった雪穂だったが生き残り、会わない方がいいと亮司に告げて地元を去り、華道家の女性に養子として貰われて育った。

亮司と雪穂は高校生になってから再会したが、それからも秘密を守るために表立っては会わずにいた。

そんな中、子供の頃からふたりを容疑者としてマークしていた笹垣が真実に迫っていた。

白夜行

白夜行

  • 堀北真希
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雪穂は満たされない想いから、自分の好きだった男と付き合った親友を亮司に襲わせるなど、罪を重ねる。

幾度も要求される罪に亮司は耐えかねて反発するが、雪穂の心の闇、これまで受けてきた虐めや性被害などを慮り、断れずに実行犯となり続けた。

2006年11月11日の時効まで逃げ切ろう、いつか太陽の下でふたりで歩こうと誓うふたりだったが、ついに笹垣が真実に辿り着き、亮司を追い詰めた。



亮司は雪穂を守るため、笹垣に自分を刺させ、歩道橋から飛び降りた。

血塗れになりながら雪穂に手を伸ばす亮司。

近寄ろうとする雪穂に、行くように告げる亮司。
雪穂は振り返って歩き出した。

雪穂は事情聴取でも嘘をつき、刑罰を逃れたが、抜け殻のようになり、立ち上げたアパレルショップも潰し、借金を背負った。



公園で母に呼ばれる幼い少年。ベンチに座る雪穂の後ろ姿。雪穂は手招きをして少年と手を繋ぐ。太陽に翳される繋いだ手。

項垂れる雪穂。



感想
後半くどいというか、雪穂が悪女すぎて。原作ではさらに悪女感が強くて、亮司のために泣いたりだとかしないらしい。

親友を亮司に襲わせたところでもうダメだと思った。何も悪いことしてないのに。

でもあの親友も前に雪穂が虐められてたときに、「無理に否定するのは痛いっていうか」ということを言っていたのが引いた。後に謝ってたけど。

あと雪穂が言う、「幸せに育ってきて、幸せに育ったから性格も歪んでなくて、だからさらに幸せになるなんて許せない」という感情も、分からなくはなかった。



それでもあの親友は被害者になったあとでも、イケメンではないけど信頼できる素敵な男性と結婚して幸せを掴んでいる。

自分の過去を恨んだまま生きずに前を向いて生きていて、そこが雪穂との違いだし、親友の強さだ。

それが幼少期に虐待や性被害に遭った雪穂には身についてなく、根本的な土台の部分が築けていない雪穂にその強さを求めるのは酷なのだろうと思った。

それでも罪のない親友を襲わせたことが正当化されはしない。



結果的に雪穂は罪に問われることはなかったわけだけど、あのまま生きても幸せじゃないだろうな。

結局、ドラマ版に関しては罪を償うことが善である、それ無しには幸せにはなれない、ということなんだろうなぁ。

雪穂が好きだった大学のOB、篠塚が柏原崇だったんだけどかっこよかった。



亮司が妊娠させた薬剤師の女性が、過去に不倫相手の子供を堕胎して精神的に病んでいて、「自分の生活レベルが落ちるのも苦労するのも嫌だった」と言っていたけど、こんな昔からもうこういう価値観はあって、今と変わらないのだと思った。

今はそれがさらに広がっていて、結婚しても子供を作ろうとしないDINKsという存在がいる。

DINKsという言葉自体は80年代からあって、近年浸透してきただけらしい。

なぜか不妊治療で出来なかった夫婦なども含めて認識している人たちがいるけど、DINKsは自分たちの意思で持たない人たちである。



男性もそういう考えの人が増えてきたように思うけど、子供のとてつもない可愛さは産まれた人、子育てした人にしか分からないから勿体無い人生だと思う。

経済的にも困ってなく、夫や妻がいて、健康で若い体がありながら、DINKsを選ぶのは莫大な財産を捨てているようなものだと感じる。



典子は利用されたけど確かに亮司から求められたし、過去を苦しんでいたから、自分の子供を持つことができて良かったと思う。

最後に出てきた子供は亮司と典子の子供だと思うけど、おいでと言っている女性が典子に見えなかった。

ぼやけてたから分からないけど。

典子の子供が最後に雪穂のところに行くのはちょっとモヤるけど、苦しみの中生きてきた彼女の心が少しでも救われたのなら悪いことではないのかもしれない。



アニメ ガラスの仮面 第16話 感想あらすじ結末 タイトル回収

1984年版。毎話面白い。

主要声優に松島みのりと野沢那智というどろろコンビがいるのだけど、19話から、野沢那智が森功至に変わっている。

理由は不明。おそらく体調不良かと思われる。

野沢那智が野沢直子の叔父だとは知らなかった。



ネタバレあり。

あらすじ
結核になったマヤの母は雇われていた食堂の夫婦にサナトリウムに行くよう勧められ、新幹線で向かっていたが、隣の客がマヤの出演した新聞を読んでいたのを偶然見つけ、マヤに会いに行くことにした。

街中を歩いていた母をマヤはバスの中から見つけるが、出演舞台の開演時間が迫っており、追いかけることができなかった。

食堂の女性から母が結核であることを聞いたマヤ。



そんな中迎えた千穐楽。人形の役を演じていたマヤだったが、母を想い、涙を流してしまった。

麗が頭から水をかけたことにより難を逃れるが、月影から「大事な千穐楽が台無しになるところだった」と破門を言い渡される。

「ただし、今度あるヘレン・ケラーの役を勝ち取ったなら撤回を考えてもいい」と言われ、亜弓と戦うことを恐れてオーディションのオファーを断ったマヤだったが、勝ち取ることを決意したのだった。



感想
サナトリウム。ジョージアのツカルトゥボにある廃墟に行ってみたい。20分だけ入れる温泉もあるらしい。

今回の話の中でタイトル回収がある。母を想って涙し、仮面が取れてしまったマヤに麗が

「私たちはガラスの仮面を被っているんだ。簡単に壊れてしまう。この仮面を被り続けられるかどうかで役者の才能が決まる気がする」

と言ったことから。

かなり自然にサラッと出てきたからタイトル回収のような感じがしないけど、ここで回収された。



母が当時難病とされた結核なんて知ったら、それは心配だし泣きもするだろう。まだ10代で連絡も取らずに離れて暮らして。

でもそれは月影にとっては許していいことではなく、どんな時でも女優は役を全うしなければならない。

ここまでしろとは思わないけど、確かに役者というものはそういうものだろうと思う。どれだけ悲しいことがあろうとも幕は上がる。

アイキャッチのマヤが美人で毎回見惚れる。あと数話で終わりなのは悲しい。

芦部真梨子の歌う「ガラスの仮面」も良い。この頃の女子キャラクターが主人公のOPとEDはセクシー路線が多い。



漫画 降り積もれ孤独な死よ 最終回 感想あらすじ結末

コツコツ読んでたら最終回になった。もっと続くかと思ってた。

2021年に連載開始、2024年にはドラマ化された。

ネタバレあり。

あらすじ
行方不明だった子供は救われ、帰国した冴木は花音から十三とひかりが再会し、十三が亡くなったことを聞いた。

花音と冴木が結ばれて子供が産まれる。

十三の墓参りをした冴木、五味、花音とその兄弟たち。幸せそうに笑い合っていた。



感想
途中の話が複雑でよくわからない部分もあったけど最終的には主人公たちが幸せになれて良かった。

五味は敵か味方かと思っていたけど普通にいい先輩だった。

今でも育児放棄や貧困で食べられない子供たちもいるのかもしれない。子ども食堂などのボランティアは重要な存在だと思う。



アニメ 火喰鳥 感想あらすじ結末

2026年1月放送。全12話。

OPはポルノ、EDは大泉洋。
原作は小説。

ネタバレあり。

あらすじ
トラウマから火消しをやめた男が再び火消しとして復活する物語。

感想
最初絵がポリゴンみたいで酷いと思ったけどそのうち慣れた。ちょっとご都合主義なところはあったけど話は結構面白かった。

追記
途中で2Dイラストになる時があったけどその時の絵が良かったな。



神木隆之介 主演ドラマ 海に眠るダイヤモンド 感想あらすじ結末

2024年放送。
野木亜紀子脚本。原作なしの書き下ろし。

制作スタッフはアンナチュラル、ラストマイルなどと同じ。
日曜劇場で放送。

ネタバレあり。

あらすじ
軍艦島(端島)に生きた人々の物語。
端島(はしま)は炭鉱を掘ることで生計を立てている半人工の島で、緑がない。

そこで暮らす鉄平は外勤(炭鉱員の世話などをする)として働いていた。



食堂で働く朝子と恋仲になるも、トラブルにより引き裂かれる。

朝子は別の人と結婚し、子供や孫にも恵まれ、商才により会社経営者となる。



朝子は鉄平にそっくりな玲央というホストに声をかけ、交流し、家に呼んだ。

子供たちはホストにハマるなんてと大反対するも、次第に打ち解けていく。

例央は朝子のために共に軍艦島へ。

そこで鉄平が朝子のためにギヤマンを残したことを知り、取りに行こうとして止められる朝子。



結局、取りに行けなかったが、朝子は鉄平が残したボランティア施設でコスモス畑を見ることができた。

それは鉄平との約束の花だった。

鉄平のエピソードに感銘を受けた玲央はホストを辞め、ツアーガイドとして働くこととなった。



感想
かなりの完成度の高さで、スペシャルドラマを通常枠の連ドラで放送したような贅沢な作りだった。

最終回のコスモス畑は実際に作られて実在する。いつか見に行ってみたい。

ギヤマンも直に見てみたかった。一時長崎で展示されていた。とても綺麗な水色のガラス細工。

ギヤマンの語源はダイヤモンドらしい。



古い映像で鉄平の姿を見た玲央が、似てないと言ったが、確かにやす子に見えた。

実際は百蔵充輝(ももくらみつき)という俳優が演じている。でも全く似ていなくもない絶妙な俳優。

古い記憶で曖昧になったり、何となく似ていると感じる雰囲気だったりをよく表している。



当時は視聴率が日曜劇場にしてはふるわなかったそうだが、評価がかなり高いのが納得の出来だった。

地上波のドラマはつまらないだのレベルが低いと言っている人には見てみてもらいたい。

鉄平と玲央は神木隆之介の爽やかさとヤンチャな雰囲気を上手く落とし込んだ役で、ハマり役だった。

他のキャストもそれぞれが良かった。清水尋也も魅力的だった。
事件があった時に俳優を辞めないで欲しい、戻ってきて欲しいと大勢から騒がれていたのも今ならよく分かる。

野木亜紀子は間違いなく天才である。



二宮和也 主演ドラマ 山田太郎ものがたり 感想あらすじ結末

2007年放送。

嵐の二宮和也主演、親友役に櫻井翔、ヒロインに多部未華子。

漫画が原作。

ネタバレあり。

あらすじ
極貧で弟と妹が大勢いる山田太郎が、特待生でお金持ち高校で過ごしている。
周囲は富豪だと思い込んでいるが、同級生の本物のお金持ち、御村託也は正体を知っている。

同じく同級生で庶民の池上隆子は太郎をお金持ちと思い込んで好きになるが、ど貧乏なことを知り恋心を封じようとするも、揺れ動く。



フーテンで絵描きをしている太郎の父の縁により、大豪邸で住むことになった太郎は、大勢のお手伝いさんもいる中で本物のお坊ちゃまとなった。

しかしボロ屋での生活が恋しく、親兄弟に頭を下げて元の貧乏生活に戻った。

そして最後は3人で同じ大学へ。



感想
ニノがキラキラしてた。特に神社で弟たちが自分のためにくじ引きをしていたのを見た時の目が。
ちなみにあのロケ地は神田明神。

心が温かくなるようなテーマではあったけど、豪邸を手放したのは流石にどうかしていると思った。

女の子がいる以上、部屋を作ってあげたほうが良かったと思う。
本人も絶対ここの方がいいんだけど!と言ってたけど本当にそう。もう二度とあんな豪邸住めないぞ。

ロケ地となった場所は閉業してしまっていた。一度行ってみたかったので残念。ああいうラグジュアリーな場所はできるだけ残しておいて欲しい。



また、特待生としてアメリカの研究員になれて給料も出るという誘いを断ったのも残念だった。

確実に太郎のためになったのに。それで弟たちが罪悪感抱いてしまったし。

ちょっとそこはもうちょっと夢を持たせて欲しかった。アメリカに行って生活費を稼ぎ、弟と妹たちは親と共に豪邸に住む。完璧じゃないか。

自らそれを全てぶち壊すとは。

家はともかく、キャリアは今後大きく響くし、太郎の子供の頃からの夢にも繋がる選択だったからアメリカには行って欲しかった。



あと御村が太郎が金持ちになった時に悲しそうにしてたのがまたモヤモヤポイントだった。素直に喜んでやれよ。

当時でもありえないが、今の極貧超物価高の日本においては、太郎のした選択はまずしない選択だろう。

まだ日本が希望があった頃なんだろうと切なくなった。

太郎の選択にはモヤ付きがあったものの、ニノのいいところが引き出されたドラマだった。貧乏とか苦労人系がよく似合う。
女装もしてた。ちょっとBL匂わせっぽかったかも。

追記
父親役がソフィアの松岡なのが良かったな。この5年前のドラマの「人にやさしく」の時も好きだった。


BLアニメ ガンバレ!中村くん!! 感想あらすじ結末 作者炎上の理由

2026年4月〜6月放送 全13話

ネタバレあり。

あらすじ
高校一年生の中村は同級生の広瀬が好きだが、告白はせずにいる。
徐々に距離が近づき、友達になることができたが、広瀬に彼女ができた。
号泣する中村。

その後、広瀬は彼女から思ったよりつまらない、と捨てられた。
慰める中村。
年が変わって二年生になった中村と広瀬だった。



感想
昭和風の画風に惹かれて見てみたけど面白かった。後半はところどころご都合主義に思えたけど、生々しさはなくライトに見れた。ギャグありの作品。

中村と広瀬のBLを描かせていた女子にゲイなことが気づかれてなかったり、あんなに可愛い顔してつまらないという理由で広瀬を振ってたりつっこみどころはあった。

オープニング映像の動きもよくてハマった。エンディングは毎回映像と曲が違う。懐メロを流していた。



作者の春泥が海外の人から責められて炎上し、Xのアカウント消したらしい。

生徒と教師の恋愛を匂わせていたからだとか。見てみたけど恋愛の様子なんて全くなかったから、こんなんで炎上したのかと呆れた。

仮にあったとして、創作に過ぎないのに。
実写でもないし。

これがダメならもっと責められてもおかしくない作品は腐るほどあるだろう。

こういった風潮が行き過ぎると創作の幅が狭まると思う。
実在の女性が被害に遭っているAVを規制しろと言うのはわかるが。

子供が見る時間帯でもなく、深夜アニメで、実際に生徒と教師が付き合ったわけでもなく、片想いの描写すらなかったのに難癖つけられるのは作者が可哀想だと思った。