忘却の都

忘却の都

すぐ忘れるから書く(^ω^)

半神 萩尾望都 短編 感想あらすじ結末

体がくっついて産まれた双子の姉妹。

一人は醜く、一人は美しかった。

醜い方は、頭がいいけれど美人の妹に栄養分を取られて痩せこけ、髪の毛も抜けてしまっていた。
妹は美しい代わりに知能が低く、言葉が話せなかった。



ある日、医者からこのままでは2人とも命が危ないと言われ、分離手術をすることになる。

手術は成功し、姉の方は次第に回復していったが、妹は反対に痩せこけていった。

憎んでいた美しい妹が、かつての痩せこけて醜い自分のようになり、命を亡くし、自分が美しかった妹そっくりの姿になってしまった。



姉は鏡に映った自分を見て、妹のことをどうしようもなく憎み、どうしようもなく愛していたことを知ったのだった。



こんな短い話の中に、姉の苦しみや悲しさが凝縮されている。

萩尾望都ポーの一族であまり面白くないという印象を持っていたけれど、この短編で見直した。

イグアナの娘の作者とも知らなかった。

懐かしすぎる。
あの頃の俳優、女優、美しくて大好きだった。