忘却の都

忘却の都

すぐ忘れるから書く(^ω^)

押井守 脚本・監督 キャラデザ 天野喜孝 アニメOVA 天使のたまご 感想あらすじ結末

ネタバレあり。

廃墟で目覚めた幼い少女。

卵をお腹に入れて運ぶ。

中から鳥が孵ると信じている。

どこかからやってきた青年に卵から何も孵らないと思われ、眠っている間に壊された。

絶望した少女は海へ身投げし、大人の女性へ変身した。



水中で吐き出した泡がたくさんの卵になった。

卵から何かが孵ることはなく。

海から石になったたくさんの人が上がる。

そこには卵を持った少女もいた。

青年はそれを見ていた。

遠ざかる風景。

欠けた惑星が見えた。



ノアの方舟がテーマらしい。

少女はマリア、青年はキリスト。

青年にムカついた。勝手に壊すなよ。

人は希望がなくなるとしぬのだと思った。

生き残りであった少女の希望を奪い、石にした青年の目的は何なのか。

絵が美しかった。

押井守の作品は好きではないけど、この作品は童話のような、好きな世界観だった。


明けましておめでとう。今年もよろしく。