忘却の都

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すぐ忘れるから書く(^ω^)

恋するアプリ 1話〜48話 感想あらすじ 祝 連載再開

ネタバレあり。


最初は絵が受け付けられなくてなかなか読むのが進まなかった恋するアプリ。

いまコツコツと読んでいてすっかりハマった。

学園ものかと思いきや、社会人編へ突入したので唸った。

現在、日本では162話で連載はストップしている。

韓国の漫画で、ドラマ化もされている。韓国では現在、166話更新あり。

2018年3月に更新がストップしてから、およそ2年ぶりの2020年2月に連載が再開された。

あらすじ
ラブアラームというアプリは誰が自分を好きなのかを分かるアプリ。

アプリをインストールしている人物の半径10メートル以内に対象者が入ると、アプリのアラームが鳴る。

片想いをする人が相手に好意を伝えることもできる。

女子高校生の主人公ジョジョは、同じ学校の芸能人の息子、ヒカルを好きになったが、同居人の娘クルミに邪魔をされる。

ジョジョは親が自害し、親戚の家に住んでいる。

母親が作った借金を返すために働くジョジョ。伯母もクルミも性格がきつい。

自分の気持ちを隠すことができる機能『盾』を使い、ヒカルにもう好きでは無いと嘘をついて別れたジョジョ

数年が経ち、社会人として働きながら相変わらず借金を返していた。

図書館で勉強をしていると、ヒカルの親友、玲が現れジョジョに告白をした。

玲の熱意に負け、心を開いたジョジョだったが、ラブアラームの新機能が発表される。

それは“あなたのことを好きになる人”。

自分のことを好きになる人がわかる機能。

これがリリースされることにより、この世から片想いがなくなると思ったジョジョだった。

なんて情緒のない世界なんだろうと思ったけれど、現実の世界でもマッチングアプリというものがあって、条件で相手を選んだり、近くに住んでいる人を見つけたりする機能がある。

それの超進化版と思えば、それを使う人はたくさんいるだろうと思う。

ジョジョが思うように、“わざわざ自分のことを好きにならない人を好きになる人はいない”というのも分かる。



これまでは心が不確かで分からなかったから、片想いもできたけれど機械で完全に自分のことを好きにならないと分かればすぐに諦めてしまうかもしれないし、

他に近くに自分のことを好きになってくれそうな人がいるならばそちらに流れるだろう。

恐ろしい世界だと思う。

玲はジョジョに、ヒカルの彼女であるロクジョはヒカルの気持ちがないと分かっていながら彼女であり続けている。

これもこの新機能によりどうなるのか。

ラブアラーム開発者である城島は高校時代、クルミに一目惚れしていた。

見た目がブサイクであることからクルミは城島を嫌悪する。

新機能発表時に出てきた開発者は城島ではなくブライアンJという別人だった。

クルミはブライアンに恋をする。

借金まで作ってモデルをしているクルミだけど、城島を好きになっていれば億万長者の奥さんになれていたのにねと思う。

ブライアンとは何者なのか。新機能発表シーンがAppleの発表みたいだなと思った。

登場人物のwikiが欲しい。

ジョジョはどうしてここまで綺麗な心でいられたのだろうか。

玲やヒカルが惚れるのも納得の心の美しさ。

ジョジョとヒカルが結婚していれば借金なんてすぐに返せていただろうに、足を引っ張るばかりの親戚親子。

韓国の漫画をいくつも読んでいると発想が緻密で素晴らしいと思う。

パラサイトという映画もヒットしたけれど、日本はストーリー性で負けているのではないかと思う。

それか、なかなか凝ったストーリーの物が表に出づらいのか。

もっと日本の漫画ですごいと思えるものが読みたい。