花男アプリは番外編から読んで何のこっちゃとなりつつも面白いなと読んでいた。
最初から通しで読むとまた感慨深い。
三日月の夜 〜クレセントムーン〜
美作の話。
美作もつくしの良さに気付く。
いつもF3の面倒を見て、双子の妹の絡まれ、母親は子供っぽく。
落ち着いて付き合えると思っていた歳上の女は性格が最悪だった。
つくしに美作さんのお陰でF4がまとまっていると言われて気持ちが動いた美作。
男女ともに精神年齢に実年齢は関係ないなと思う。つくしはかなり大人っぽい性格。
つくしは親友の女にはブレーキがかかる、それが俺のいいところだと微笑む美作。
花沢類といい、いい奴ら。
F4でつくしに惚れなかったのは西門だけか。
子供の頃、クリスマスに頑張って飾り付けをしたのに道明寺が戦隊ヒーローを呼んでしまって、自分の飾りは無意味になってしまったという話。
次の日に3人がばつが悪そうな顔をして外に立っていたというのが感動した。
幼い頃から仲がいいのは貴重で良い関係だと思う。
藤堂静がフランス人の弁護士と結婚。
結婚式だというのに離婚調停の資料にメモをしている静。
左利きのところが特別感が出ていて細かいなと思った。
こんな風に仕事をバリバリしつつもさらっと結婚する女性はすごい。
道明寺が自分の目が届くところにということで英徳の大学に通うことになったつくし。
4年分の学費を先に払ってもらい、口座にもお金を入れてもらっているのにそれには手をつけずにまたバイトをしているつくし。
キミ子という女を道明寺が類に紹介すると言って誰だか探していたのをつくしがうちのクラスの子ではないかと言う。
うまくいくといいねとつくしから言われた類は、本当にそう思っているのか?と言ってしまい、つくしは気に病んでバイトで頭を打って病院へ運ばれた。
類のせいではないと言うつくし。
そこへ道明寺が飛行機に乗って病院へやってきて、プロポーズ。
しかしつくしは断る。
つくしの性格をよく知っている類はピサの斜塔まで二人を呼び寄せ、プロポーズをやり直させる。
自分は行かずに道明寺が忘れていった指輪だけ置いて。
自分の役目は二人を見守ることだとし、収穫に時間がかかる葡萄畑を残し、いつか大切な人たちのためにワインを開けようと思いを馳せた。
こんなに花沢類がいい男だったとは知らなかったしここまでつくしのことを思って、性格も分かってくれるなら類との方が合いそうなのにと思った。
でもつくしは道明寺が好き。
いつのまにかつくしが花沢類を類と呼んでいたのが距離が近くなったようで、余計に類の片想いが切なくもあった。
つくしが大学生になって服装が大学生らしくなって、表情も大人びたところが良かった。
涙しながら指輪をはめてもらうつくしの姿が泣ける。