忘却の都

忘却の都

すぐ忘れるから書く(^ω^)

食糧人類Re: 最終回感想あらすじ結末

読み終わった。面白かった。でも思ったより早く終わってしまった。打ち切りだろうか。

巻数にして、たったの7巻で終わってしまった。もっと続いて欲しかった。

暫く休載していたように思うのだが、一気に進んだ。

ネタバレあり。



天人(あまひと)が人間が出産している化け物と知った人間が暴動を起こし、帆秋が扉を開け、真の天人の世界へ傾れ込んだ。

真の天人たちは人間のウイルスによって滅亡。

人間たちは元の人間らしい暮らしを取り戻した。
天沢(あまざわ)は教師になっていた。
柚とは結婚。

博史(ひろふみ)は万智音(まちね)と共に暮らし、帆秋は姿を消した。

天沢は街中で争う人々を見て、退屈な世の中だと思っていた。
そう思っていると、人混みの中に帆秋を見つけた天沢は追いかけるが、追いつくことはできず。

帆秋の「人間は支配には耐えられません。でも自由にも耐えられないでしょう。気をつけてくださいね」という声が聞こえた。



立ち尽くす姿を見た天沢の生徒が、逃げるようにある場所へ向かった。とあるアパートの一室で、天人の赤ん坊を抱き抱えた女性が人々に祈りを捧げれていた。

生徒は「ああ…神様」と手を合わせた。



感想
これは、続編がありそうな予感。
博史は万智音の世話がないと生きていけないだろうから、万智音は長生きしないとならない。

天沢闇落ち。柚と結婚して、世界から天人がいなくなって人々が争っているとはいえ、平和になったのに。

天沢はどこか欠落しているのだと思う。

天人が支配している時には死に怯え、天人がいなくなったら退屈だと感じる。

常に現状に疑問や不満を抱き、大衆とは別の方向へ行ってしまう人間なのだと思った。



作者の今後の作品に期待。