ネタバレあり。2017年放送。
いちいち心臓に悪いドラマ。すぐにいざこざが起こる。でもサクサク見れて面白いし、感動する。
例え話や何気ないやりとりが秀逸。
脚本は東京ラブストーリーの坂元裕二。どうりで面白い。この方は、何気ない会話を面白く輝かせることができる天才。
ヴァイオリンのまき(巻 真紀)
松たか子
チェロのすずめ(世吹すずめ)
満島ひかり
ヴァイオリンの別府(別府 司)
松田龍平
ジャケ写がかっこいい。公式サイトはまた別カットで良い。
1話
すずめはこの女性と友達になってくださいと、ある女性から依頼される。それはまきの夫の母(もたいまさこ)。
4人が偶然カラオケでまきと出会うが、それはそれぞれが偶然を装っていた。
唐揚げにレモンかけるかかけないかで揉める。
余命9ヶ月のピアニストが余命は嘘だとまきが店に暴露する。
それで揉める。
まきの夫が唐揚げにレモンをかけるのが嫌だと2年も言ってなかった。
夫は失踪していた。友達になってくれと頼んだ女性によると、まきがころしたのだと言う。
4人はカルテットドーナツホール(弦楽四重奏)を結成する。
目が笑っていない女性店員ありす(吉岡里帆)がほんとに笑ってないのがすごい。
すずめの「みぞみぞしてきた」が何となく分かる気がした。
2話
ポテトジェンガが美味しそう。
別府がまきを好きだとすずめに告白。
まきにも直接告白。4回も偶然に会ってた。
5回目(カラオケ)は会いに行ったと。それを聞いたまきは、あれは偶然ではなかったのか、今ならいけると思ったのかと怒った。
振られた別府は自分を好きだった九條(くじょう)にプロポーズした。
しかしこれから結婚する九條は断った。
最後にXJAPANの紅を歌ったのは笑った。
3話
すずめは子供の頃、超能力少女としてテレビに出てた。インチキだとバラされ、話題になった。
すずめが別府にアタックしたが何もなく。
昔OLで働いていた頃、すずめは虐められていた。過去をバラされ、毎日デスクに出てけというメモを置かれていた。
すずめの父が亡くなった。
酷い父親だったとまきに話したすずめ。
病院に行きたくないすずめに、まきは行かなくていいと言う。
何ながらご飯食べたことある人は、生きていけます。
まきの言葉に泣いた。父親が嫌いな自分にはとても響いた回だった。
親であれば慕わなければならない、死に際に立ち会わなければならない。そんなことはないと言ってくれている。
怪しい男2人に家森が簀巻きにされた。この女はどこに行ったと写真を見せられ、問い詰められていた。
4話
家森の元気があったら人は結婚なんかしないでしょ。が妙に納得した。
別れた妻が離婚後に付き合った彼氏の部下が、二人を探し出すために元夫である家森に詰め寄っていた。
元妻は彼氏に逃げられ、家森は子供のこともありよりを戻そうと妻に言うが、断られる。
妻(高橋メアリージュン)の言い分がごもっともだった。
息子と別れる時に家森が泣いていたのが切なかった。
病院で家森はまきの夫と会ったと言う。
夫の、植木をどかそうとしたのではなく、妻に落とされたんだよねという話を聞いていた。
それをネタにゆするためにカラオケで近付いたのだと家森は言う。
別府がまたまきに告白。
5話
まきの夫の母、つまり依頼人が乗り込んだ。
ひょんなことから、まきからすずめは、夫が失踪した次の日のパーティーの真相を聞いた。
夫の母は失踪した翌日にこんな明るい表情をするなんておかしいと疑うが、まきは母の二人暮らしから逃げて家出したという夫の言葉を思い出し、
また逃げたのだと確信し、翌日の結婚パーティーに出たのだと話した。
愛死天ROOが笑った。時既にお寿司、君じゃない!
スタッフのてゆうか、仕事だしが引いた。そんなんだからピアノの仕事ないんだろと。
志のある三流は四流だからねも意味不明。
ありすがウザすぎる。うるさい。
ありすがすずめの代わりにまきの夫の母から疑惑の依頼を受けた。
それがバレ、すずめは泣き、出て行った。ありすが私たちはまきさんの味方ですからと言ったのがウザすぎた。
ついさっきまで、嘘はみんなつきますよねと言って、すぐ嘘ついた。味方だなんて嘘。
出た先ですずめはまきの夫(宮藤官九郎)と偶然出会う。
6話
ここから第2幕。
まきの夫はコンビニ強盗していた。
夫は恋をしていたくてまきは家族になりたかった。そしてすれ違い。
昔あげた本を、パエリアの鍋の下敷きにしたまきは酷い。
病院で家森とまきの夫が会ったシーンが出た。
唐揚げにレモンのシーンも。
まきの夫は背中を押されたと言ったのは、家森の完璧な妻だという言葉にムカついて言ったことだった。
まきは夫の母に離婚すると言った。
警察に通報しようとしたすずめを拘束したまきの夫。そこへありすがまきのヴァイオリンを盗もうと入り込み、鉢合わせた。
ヴァイオリンを持ってありすが逃げようとしたところを、まきの夫と取り合いになり、ありすはベランダから転落してしまった。
7話
家森が滑ったところ笑った。
縛られたと思っていたすずめは自分でやっていた。
別荘にまきが帰ってきた。
一緒に逃亡しようとまきは言ったが、ありすは生きていた。
まきはよりを戻したがるが、夫は離婚したがった。
離婚し、夫は警察へ。
旧姓の早乙女真紀になった。
8話
別府の弟がやってきて、別府に同居人たちがダメ人間じゃないかと物申した。
すずめが宅建に合格し、バイトの面接へ。
すずめは別府が好き。
別府はまきが好き。
家森はすすめが好き。
まきの元夫の母の元へ富山県警が来て、まきの写真を指し、この女は早乙女真紀ではない、誰なんでしょうねと言う。
9話
やまもとあきこ
両親が離婚し、義理の父親から日常的な暴力を受けていた。
そして、早乙女真紀から戸籍を買って、行方をくらました。
母親が事故に遭い、2億円の賠償金を加害者に請求し、加害者家族は一家離散に。
義理の父親が心不全で亡くなったのと同時にまきが出て行ったため、まきは殺人をしたのではと警察から疑われている。
子供の頃、ちゃんとしようよと言ってた自分はこんなで、言われてた子たちは世界中で活躍していると別府が言ったのが切なかった。
ありすがオーナーに迫った。しかし、ママのこと愛してるから。と言った。
そしてありすが首に。
最後まで意味不明な女だった。
まきが偽物だとメンバーに告白して泣いたところで泣いた。
警察へ行き、1年が経った。
10話 最終回 結末
まきはカルテットへ戻らなかった。
しかし、週刊誌を頼りにまきをアパートまで迎えに行った。
解散しようとなったところで、まきが大きいホールで演奏しようと持ちかける。
犯罪者として名が知れているから人が集まるだろうと。
すずめは元超能力少女。
別府は別府ファミリーの一員。
家森は元Vシネ俳優。
それぞれ有名人として人を集めようと。
コンサートに集まる今までの関係者一同。
淀君は外国人と婚約。人生、ちょろかった!と。ウザすぎた。でも現実的。
コンサートでは1曲目を終えると帰る人々が。
しかし残った人たちは盛り上がった。
唐揚げを食べる。今度はパセリが議題に。
別荘は売りに出され、車で4人はエンディングを歌いながら遠征へ。
ガソリンがなくなり、間に合わないかもと海辺を走る4人。
おわり。
リアルタイムの時、すごく話題になってて、2話まで適当に見たけど当時は惹かれなかった。
でも最後まで見れば良かったと思うほど面白かった。
人の感情をよく読み取れる、つらいことを経験してきた人はより響くドラマだと思う。
ただ吉岡里帆の役は好きになれなかった。あの子はあの子で、お金のために必死だったんだろうと思うけど、あまりに周りに害悪。
でも色気はすごくあったし、吉岡里帆が男から人気があるのはよく分かる。
脚本家の坂元さんの他の作品も見たくなった。Womanや最高の離婚も。
役者が演奏の練習を本当にしていたのには驚いた。
車の絵はキャスト4人が描いた。
この4人の中で、高橋一生だけ好きではなかったけど、このドラマで初めてかっこいいと思い、人気の理由が分かった。
衣装展もやっていたと。行きたかった。
http://www.tbs.co.jp/quartet2017/
公式サイト。現場レポートが楽しかった。軽井沢に行きたくなる。
振り返ってみると、改めて見たら2話目ではもう引き込まれていて、3話目で心から感動してた。良作ドラマ。
椎名林檎の歌が最高だった。