忘却の都

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すぐ忘れるから書く(^ω^)

劇団四季 美女と野獣 舞台観劇 初見感想 2022

舞浜アンフィシアター

前は別の場所でやっていたらしい。

内容も短縮されて変わっているとのこと。


置いてあった。




外はクリスマス一色だ。ディズニーが近いからディズニー色も強い。



上演前は舞台を撮れる。

薔薇だ。なぜか斜めにある。



結論から言うと、微妙だった。アナ雪の方がよかった。

何故かというと、内容を端折っていること、キャラクターの性格がアニメと異なっていることなどである。

よかったところ
・セットや衣裳、歌、ダンス
・特にピンクのドレスが可愛かった。アニメではそんなに思わなかったが、舞台のドレスは可愛かった。

・ルミエールとコグスワースの登場シーン
・ルミエールがかっこいい、ウインクが上手い
・ベルがアニメから出てきたかのように可愛くハマり役
・野獣が人間になるシーン



だめだったところ
・ビーストが過程を得ずにベルを好きになっている
・ビーストがヘタレ
・途中にあるカップをぶつけるダンスがうるさい
・ベルが「子供の頃の夢を捨てた」と歌った。これはショッキングだった。ベルはこれからたくさんの本を読めるし、本物の魔法と出会えたのだから夢は叶ったのでは。

・ドレスが平面的。キラキラして綺麗ではあったけれど、あの立体的なドレスは再現してほしかった。色もカラシ色みたいでイマイチ。
数年前の写真を見たら、立体的で色も綺麗だった。なぜ変えたのか。

・最後に全員が人間に戻り、ダンスをするシーンの華やかさがなかった。というかダンスシーンが省かれてた。

昔の方が全体的に豪華に見える。予算の関係なのか、コロナ禍だから人数を減らしているのか。

・ビーストのメイクも薄くなってる。あれじゃ人間がただコスプレしているように見える。迫力に欠けた。

・省いたといえば、ビーストが汚くスプーンでスープを食べて、ベルがそれを見てスプーンを置いて両手でスープを飲むシーンがなかった。

スープのシーンはあったけれど、その過程を省いていてがっかりした。あそこはもっと丁寧に時間を使ってほしかった。

・薔薇のガラスのカバーがない。あれは重要でしょう。
ベルが薔薇に触ろうとして、ビーストがカバーを被せて必死に守る大事なシーンなのに。
昔の公演ではカバーがあって、それがよく表されていた。



期待をしていただけに、残念な結果となった。昔に観ておけばよかったと後悔した。これだけロングランなのに。もう25年くらいやってる。1995年からとのこと。

不況だからなのだろうか。新しい方がしょぼくなるって。悲しくて仕方ない。

上海バージョンらしい。だからか、ドレスが変な色してるの。5年ぶりの上演とのことだけど、リニューアルバージョンじゃなくて、元のを観たかった。

夕陽が綺麗だった。最後のカテコでも、すぐにスタオベにはならず、観客も不満がある様子に思えた。

アナ雪では、カテコですごく盛り上がっていたように思ったから。比べてしまうと。

中途半端なものをやることに意味はあるんだろうか。マイナスな印象にしかならない。予算がないのか、上海だからか原因は分からないけれど、美女と野獣を心から愛する人が客観的に見てどう思うかを聞いた方が良かったのではと思う。

役者は素晴らしかった。チップの生首は、FNS歌謡祭で事前に衝撃を受けていたから大丈夫だった。