ピッコマで読んでて無料待ってたけどコインでしか読めないみたいだから買った。
韓国の漫画。ドラマ化もされてる。ドラマの結末には納得出来ない、納得行かないと考えてる人が多いよう。
私も漫画の結末には納得出来なかった。綺麗に纏まったとは思うけど。
ネタバレあり。
207話から読んだ。209話 最終話
210、211話 エピローグ。本当の完結。
まず結末。
ジョジョと玲がくっついて終わり。
ヒカルはロクジョ。
予想はしてたというか、途中から流れが完全にそれだったから予定調和という感じ。
はっきり言ってヒカルと元鞘に戻って欲しかった。少女漫画のありきたりな展開になるとしても。
玲と付き合ってるジョジョは好きじゃない。
穏やかなただのバカップルという感じ。
他
・ジョジョのログを玲と一緒に見て、8年前に交差点でジョジョのアラームを鳴らしたのはヒカル、でもジョジョは鳴らさなかった。
それに涙するジョジョ。その後には、玲がジョジョの周りを自転車でぐるぐる回ってアラームを何度も鳴らした記録が残っていた。
そしてその時、ジョジョも玲のアラームを鳴らしていた。思ったよりもずっと早く玲のことを好きになっていたのだと知るジョジョ。
・時にはヒカルのアラームも鳴らしていたジョジョ。だが玲はラブアラームは元々、鳴ったり鳴らなかったりするものだと言った。
・この世に生まれた以上、誰でも経験するのが愛なのだから、私たちの愛だけが特別難しいわけがないと思うジョジョ。
・売れなくなった芸能人のドキュメンタリーのお婆さんが亡くなり、ショックを受けた芸能人。見ているスタッフがジョジョが母の手紙を読んだ時くらい悲しいと言った。
・ジョジョの母の手紙の内容
ジョジョのためを想うからこそ置いていく。子供の命をどうこうする権利はないから。
だけど心臓が動くたびに母に愛されていたのだという事実を思い出してほしいという内容だった。
・玲の母 家政婦を辞め、世界一周に旅立つ
・ヒカルの母、それを認め、家政婦の役のセリフを呟きながら涙。
・ミッチー今の彼氏の執着に観念し、一筋になる。
・クルミ、バッジクラブの会員となり、KED(TEDのパロディだと思う)に出演するほどになる。
貧乏人が集めた100万個のハートという本も出版。それをジョジョがミーチューブ(YouTubeだと思う)で紹介し、撮影をミッチーが担当。
・歌手のマックス。ライブで俺の記録は破らせない!と観客に向かって飛び上がり、過去最高のラブアラーム記録を弾き出すも、怪我をした。世間は誰も同情せず。
バッジグラブの資格を永久剥奪された。今は山に籠っているとか。
・城島が嘘アラームを開発。人の発言を嘘か真実か判定できる。それを裁判に利用するかどうか議論されている。
・空港でVIPを迎えにいく仕事をしていたヒカルはジョジョに見た目が似たロクジョと再会。お互いにラブアラームを鳴らした。
ヒカルが持っている槍は誰にでも向けることができるのを、ずっとロクジョから変えなかったヒカル。
それを仮面をずっとつけ続けているのならそれも含めてその人だと考えるべきではないか。
だから今鳴ったラブアラームも本物の愛でなければなんなのかとロクジョは言ったという。
感想
玲の母がずっとシングルマザーで使用人だった人生から、家を買わずに世界一周に踏み出したのは良かった。
子供も産んで立派に育った上でこんなことが出来るのは羨ましい。
玲はそんな母に勇敢で真似できないと言った。
ジョジョの両親は借金のために心中したんだったか。そりゃジョジョを連れてはいけないよね。
あくまでヒカルとジョジョの恋愛を見てたのに、別れてしまってそれぞれ別の相手と結ばれたのが納得いかなかった。
数多の苦難を乗り越えて、一緒になって欲しかった。
ロクジョは好きではなかったし。子供っぽくて。最後は大人っぽくなってたけど。
なんだかお互いに地味な相手に収まったなと。
現実的ではあるけど、物語に求めているのは現実ではないし、説教臭さが嫌だった。
最終的には愛してくれる落ち着ける優しい人がいいんだよというような。
そんなのは現実だけで充分。
ただ、綺麗にまとめようという気持ちは伝わってきた。
不幸になったのはマックスと女優だけだし。
女優はまた新しい家政婦を雇うんだろう。
王道の話が好きなんだと改めて思った。気を衒うのは名作にもなり得るけど、失敗すると残念な作品になる。
好みがあるからこの結末で納得できる人もいるだろう。
予定調和ではあったけど、気になってたから読めてスッキリした。
嘘アラームとかさらにいらない。嘘も方便とあるように、嘘が必要な時だってある。
裁判だけでなく、がん宣告とかどうするんだろうか。子供に嘘もつけなくなる。サンタはいないとしか言えない。嫌な世界だ。
ラブアラームも嘘アラームも現実には絶対にあってほしくないアプリ。