全く見た事がなく、見たいと思っていた作品。
ネタバレあり。
主人公のヴァイオレットは、大人の女性に見えていたが、少女らしい。
そして自動手記人形と呼ばれているから、人形かと思ったら、両腕が義手なだけで、人間だった。
戦争の爆破で少佐に守られ、少佐は亡くなり(劇場版で生きていて事が判明するらしい)、少女は腕を無くした。
少佐に言われた「愛している」という言葉を理解する為に、自動手記人形という職業をするという物語なのだとか。
表情も乏しく、腕も義手だし、ドールと呼ばれるし、アンドロイドだと思っていた。むしろその方が良かった。
10話に当たるとされるアンという少女が、母親から手紙をもらうという話は泣きそうになったけれど、どこかで見た話だなと思ってしまった。
未来の子供に対して、しぬ前に手紙を残すという話。
いま会いにゆきますかな?
竹内結子が自さつしたことがつらくて泣きそう。
この映画は感動した。
アンの話は、どこでそういう話を見たのか、聞いたのかは忘れてしまったけど、既視感があった。
それを言ったら、殆どのストーリーは、既視感で溢れているのだけど、なんというかこの作品は上滑りというか、上っ面というか、薄っぺらく感じてしまった。
展開が読めてしまうという声もあったし、驚きや、意外性がない。
絵が好みじゃないのもあるかもしれない。綺麗なんだけど、骨格がしっかりしてない、溶ける感じの絵で、見てて不安になる。
まずヴァイオレットのキャラデザからして、少女という設定なら、もっとアンレベルで少女とはっきり分かるようにした方が良かったと思う。
普通に大人の女性に見えてしまう。
でも、総集編で雑に見てしまったのも原因かと思われる。感情移入できないまま、サクサク進んでしまって良さが分からなかったのかもしれない。
いっそアンドロイドだったら、もっと感動したと思う。人間で、割といい歳なのに何でこんなロボットみたいなの?と思ってしまって。
端的に言えばつまらない、つまらなかった。
次は外伝だけど見るのを迷う。