忘却の都

忘却の都

すぐ忘れるから書く(^ω^)

アニメ キャンディ・キャンディ 第15話〜21話 感想あらすじ結末 荒ぶるトム

ネタバレあり。

15話あらすじ
メイドのドロシーがメキシコへ行くことに。メキシコの人手が足りないため。
イライザがキャンディを盗っ人として濡れ衣を着せた。
アニーのリボンも盗ったと言われる。
アニーがポニーの出だとバレないために真実を言えなかった。
キャンディはドロシーの代わりにメキシコ行きを命じられる。

感想
キャンディの小屋の前に監視カメラつけたくなった。



16話あらすじ
メキシコ行きを決心したキャンディだったが、使用人たちによると、仕事が厳しいだけでなく、時々山賊が農場を襲うと言う。
嫌がるキャンディ。

使用人たちがキャンディのためにお別れパーティーを開いた。

その様子を見ていたアンソニーがメキシコ行きを止めることを決意。

ニールの寝込みを襲い、真実を吐かせたアンソニーら三銃士。

しかしメキシコからの使者、ガルシアが予定より早く着いてしまい、連れて行かれるキャンディ。

アンソニーたちは追いかけたが間に合わず、キャンディのために3人でバプパイプを吹いた。

感想
ニールが布被せられて、ポカポカ殴られてるのが笑った。
ガルシアがキャンディを見て、「細っこいから豚みたいに太らせてからじゃないと使えねーな」と言うのが怖過ぎた。

三銃士がバブパイプの吹くの良かった。



17話あらすじ
キャンディはメキシコへの道すがら、金銭に苦しみ、同じようにメキシコへ行くウォルターという一家と合流。
一家には子供が4人おり、そのうちの一人が赤ん坊で、道中熱を出した。
キャンディは御者から馬車を奪い、医者の元へ走らせた。

メキシコへ赤ん坊を連れて行くなんて無茶だと言われた一家は、母と赤ん坊だけ町に置いて行くことを決意。

しかし、キャンディが親子が離れ離れはいけないと言い、アンソニーから貰った薔薇を薔薇愛好家に高値で売り、一家をメキシコで働かなくていいようにした。

キャンディは御者の元へ戻った。

感想
一日にコップ一杯のお水しか貰えないキャンディ可哀想過ぎた。
というかキャンディの人生がいい加減過酷すぎるし、周りの人たちも金持ち以外、過酷。

アンソニーの薔薇、そんなに高額で売れたのかと驚いた。

キャンディも逃げればいいのに逃げないの優しすぎる。



18話あらすじ
キャンディを売り飛ばそうと計画しているガルシア。
夜に山賊が襲ってきた。
金目のものがないからところされそうになったガルシアは、キャンディを差し出した。

しかし、キャンディからもらったクロスを見て、キャンディを助けに戻ったガルシア。

ガルシアはキャンディにクロスを返した。

逃げている途中で、キャンディは人攫いに捕まってしまった。

感想
ご飯を作ってもらい、宝物であるクロスまでもらったのに、キャンディを売り飛ばすガルシア最低だ。
だけどクロスを見て後悔して戻るの偉い。
キャンディは自らの人柄で不幸から救われている。
でも結局人攫いに。さすがメキシコ。治安が最悪。



19話あらすじ
大きな屋敷に連れて行かれ、身なりを整えられたキャンディ。
ロンドンのジョルジュという人間の仕業らしい。
ミシシッピ船場まで連れて行かれたキャンディだったが、逃げ出した。

追っ手と遭遇した三銃士が車を交換し、キャンディを追った。
しかしその車を見たキャンディはさらに逃げた。そして運良くアンソニーの家に着いた。

三銃士がウィリアムに手紙を書いたことで、キャンディはアードレー家の養女になった。

ジョルジュはウィリアムの右腕だった。

感想
キャンディは攫われたと言っているのに、信じないメイドたちにイラついた。
三銃士が何でわざわざ車を交換したのか謎だった。そのせいでキャンディが勘違いした。

でも運良く戻れたのは良かったし、養女にもなるとは。なぜロンドンに連れて行こうとしたのかは謎。



20話あらすじ
アードレー家の養女になったキャンディ。
ニールの悪事を三銃士がキャンディの前で懲らしめた。

キャンディはアンソニーに告白。
そしてパーティーに参加。

感想
今までの苦労が報われた。
キャンディがドレスアップした姿を見て母親を思い出すアンソニー。アンソニーの母はどうしたんだろう。

宝石やリボンが光っているのが可愛かった。

キャンディのウェディングドレス姿が出るのも可愛かった。アンソニーの妄想。妄想の中ではアンソニーが髪伸びてる。

キャンディのずっと一緒にいようという提案を断り、幸せって自分で掴むものよと言うドロシー、心が綺麗すぎる。



21話あらすじ
イライザがポニーの家出身のトムの牛乳馬車と事故に遭った。
牛乳がめちゃくちゃにされ、怒るトム。

アンソニーはイライザの怪我を介抱するため、立ち去るが、トムは逃げるのかと怒った。

トムはアードレー家でキャンディと再会。

アンソニーの味方をしたキャンディに、心まで金持ちになったのかと怒ったトム。

アンソニーはトムに謝ったが、トムがアンソニーを殴り、殴り合いに。そして和解。

トムとアンソニーは友達になった。

牛乳運びを手伝ったアンソニーとキャンディは、エルロイ大叔母様に怒られ、アンソニーは山荘に、キャンディは屋敷から出ないように言いつけられた。

アンソニー伝書鳩を使い、キャンディを励ます言葉を送った。

感想
服を着るのも何もかも世話されるの窮屈そう。ドロシーが敬語になって寂しい。

懐かしのトム。
金持ちになると話が通じなくなるのか!?とトム怒ってたけど、どう見てもトムの方が話が通じない。

殴り合いで解決って。でもトムの牛乳美味しそう。
エルロイ大叔母様は頭が硬すぎる。だけどこの時代の貴族というのはこういうものなのさもしれない。



表参道 新潟館ネスパス 閉店後 移転 初来訪感想

漫画家の東村アキコが紹介してたから行ってみた。
食事処が気になったけど、11時からで早く行ったから開いてなかった。



来年4月に銀座に移転し、リニューアルオープン予定。
表参道よりは縮小するらしい。

銀座は他にもアンテナショップがいっぱいあるんだとか。

特に欲しいと思うものはなかった。銀座なら沖縄と、高知のアンテナショップが好きかな。




漫画 家族対抗殺戮合戦 最終回ラスト 感想あらすじ結末

ピッコマで読破。

ピッコマで次の話を購入したらギフト券貰えると出たけど、全部買ってしまったから使うところなかった。

ネタバレあり。


あらすじ
主人公 鞠山雅彦は家族に軽視されるサラリーマン。妻と認知症の母、学生の息子と娘が1人ずつ。

ある日、町内放送が響き渡り、人形たちが開催する突然家族対抗のレクリエーションに強制参加させられた。

街が偽物の街になり、参加家族以外の人々がいなくなり、食糧も消えた。

家族対抗のレクリエーションに勝つと、景品として食料が貰える。しかし、負けると最下位の家族が、誰か1人生贄を差し出さないとならない。

勝ち残った一家族だけが元の世界へ帰れると言う。


しかし、実は過去に主人公たちが犯した罪により人形たちから恨まれており、勝ち残っても元の世界へ帰れないことがわかった。

過去の罪というのは、かつて町に住んでいた男性と、その子供を迫害し、住んでいた小屋に火を放って焼き殺したことだった。

実は子供は父親が床下に隠し生き残っており、レクリエーションにせいらから静香に名前を変えて参加していた。

本人は施設で育ち、記憶を無くしていた。静香が子供の頃に道で拾った人形が、代わりに復讐していた。



最終回ラスト
偽物の町は焼き殺された男性が作っていた小さな箱庭であり、火事で燃えたため、最後も燃えることになるとわかった雅彦は脱出するため、壊れて裂け目が入ったと日記に書いてあった場所を探す。

しかし人形に邪魔され、雅彦は氷にされてしまった。
雅彦が最後に力を振り絞って描いた絵を、静香が人形にし、生き残っていた子供達を助け、子供たちは裂け目から無事元の世界へ脱出した。

それから15年の月日が流れた。



子供達は大人になり、それぞれ結婚して子供ができたり、就職したり、店を営んだりしていた。
雅彦含め、亡くなった人たちは元には戻らなかった。

雅彦の子供が結婚し、娘が生まれ、幸せに暮らしていた。
しかしある日、娘が人形を拾ってきた。

まさかあの人形ではないかと父親が取り上げたが、あの人形ではなかった。安堵する面々。

大人たちが寝静まった後、取り上げられた人形ではない、何かに話しかける娘。

明日の朝から?何をやるの?楽しみ!と話している。
ピンポンパンポーンと、15年前のように町内放送が鳴った。



感想
バッドエンドかよ!後味悪い。
主人公たちが亡くなっただけでしんどいのに。
せめて子供たちはもう解放してあげてよ。

まだ恨んでいるのか?人形のせいらに連れられて静香はどこかへ行ったけど、どこへ行ったのだろうか。まさか天国ではないだろう。

家族の絆を描き、ハッピーエンドになるかと思わせてこの不穏な結末。しんどい。



何もかも夢だったら良かったのに。なんでこの結末にしたんだ。

他のクズ家族は生き返らなくていいし、クズな野本と社長が焼死体になったのはよかったけど、ラーメン屋の御夫婦とか罪もないのに。

すごく面白かっただけに、ラストが残念だった。

オルフェウスの窓といい、最後が納得のいかない漫画ばかり立て続けに読んでいて消化不良だ。

走馬灯株式会社の作者で、あれも面白かった。

人の人生が全てディスクに保存されており、見れるというものなんだけど、子供の頃にディスクを事故で壊されて親にも存在を忘れられ、彷徨うことになってしまった男の話がつらかった。

後味の悪い話にするのが得意で、それが面白い作風なんだろうけど、この話はハッピーエンドがよかったなぁ。
子供の頃のこととはいえ、罪は消えないということか。



漫画 オルフェウスの窓 外伝 コラージュ 感想あらすじ結末

全10話ですぐ読み終わった。

オルフェウスの外伝は2種類あってこっちは池田理代子先生が描いたもの。もう一つは別の人が描いてるらしい。

ネタバレあり。

イザークの友人、ラインハルトを、母と不倫していた怒りから打ち殺したヴォルフィが記憶を無くして成長し、血の繋がった妹と子作りしてしまい、そこから悲劇が続くというお話。



あらすじ
母はラインハルトとの子供を産んでおり、ヴォルフガングは婚約者がいながらその娘、マラベルと恋に落ちてしまった。

婚約者はマラベルの親友、ドリィだった。

ヴォルフガングはウルフと呼ばれており、マラベルはドリィに婚約者と紹介される前に出会い、恋に落ちてしまっていた。

一度は離れたマラベルだったが、母親の再婚相手に手を出されて家出し、ウルフに保護されて一線を超えてしまった。



親友の結婚ならと祝福しようとしたドリィだったが、一線を超えたと聞いて冷静さを無くし、ウルフの運転していたハンドルを取って事故に追いやった。

病院に駆けつけたウルフの父と、離れて住んでいた母により、ウルフはマラベルが実妹と知る。

マラベルもその場で知り、行方をくらませた。ウルフは予定通りドリィと結婚。

マラベルはウルフとの子を孕っていた。



時が経ち、マラベルの息子、クリストファーはレストランでピアニストをしていた。
そこへドリィの娘、クレアが家出してウェイトレスとして働くことに。

惹かれ合うふたり。

しかし向かいに住んで見守っていたマラベルの友人がクリストファーにクレアが実妹であることを伝え、クリストファーは身を引いた。



再び時が流れ。クレアには娘ができた。夫は既に他界。
娘はピアニストの彼氏との結婚を認めてほしいと言う。

しかしクリストファーが身を引いた本当の理由を知らないクレアは、ピアニストは碌なものじゃないと猛反対。

母のドリィに説得され、会うだけ会ってみることに。

彼氏はクリストファーの息子だった。

しかし、クリストファーが拾った子で血縁関係にはないため、息子たちの結婚を認めてあげてほしいとクレアに話すクリストファー。



娘たちの結婚は認められた。

そして、ドリィから実は夫の裏切りがどうしても許せず、一度だけ裏切ったことがある、その時の子供がクレアだと告げた。

これにより、クレアがクリストファーと血縁関係にないとことがわかり、娘と共にW結婚式を挙げた。



感想
運命近すぎ。血がかなり近いのに普通に子供が産まれてしまったのが残念。

最後、ドリィは普通に他の男と子供作ったことを暴露していたけど、クレアとしてはショックじゃないんだろうかと思った。

自分の父親が父親じゃなかったわけだし。

それよりもクリストファーと結ばれる幸せの方が上回ったか。

マラベルがひたすら可哀想だった。1人で倫理にそぐわない子供育てて大戦で亡くなるなど。

最後、マラベルの子供と私の子供が結婚して家族になったのよとドリィが喜んでたけど、ドリィは結構なサイコパスだと思った。


東村アキコ 私のことを憶えていますか 最終回 感想あらすじ結末

ピッコマで独占配信している作品。完結。

途中まで無料で読めたけど突然最後の方で有料になり購入。

ネタバレあり。



あらすじ
ゴシップライターで主人公の遙は、小学生の頃の初恋の男の子、“こうちゃん”がトップ俳優SORAになっていたこを気づかずにファンになっていた。

こうちゃんは遥にスーパーボールを渡し、告白していた。

再会した当初、SORAの兄を好きだと勘違いされていたことや、ゴシップライターということで冷たく対応された遥だったが、次第に惹かれ合う。
しかし遥の情報がネットに上げられて炎上。

SORAと疎遠に。その間に幼馴染でワイナリーを営む猫作にプロポーズされ、結婚式を挙げることに。



しかし遥が取っておいたスーパーボールを偶然手にしたSORAは、遙を式場から連れ出した。

SORAがアイドル時代に同じグループで、芸能活動を辞めていただったアランから、200万で式場から出て行った動画を売ると言われる。

遥の事務所、スターゴシップがそれを買い取り、記事にすることになった。

スターゴシップはお金がなかったが、猫作が遥に内緒にして裏で買い取った。



遥とSORAのことは幼馴染で、子供の頃からの恋愛だということが記事にされ、応援する声が増えて行った。

SORAの主演した映画がカンヌで選ばれ、遥とSORAはレッドカーペットでキスをした。

THE END



外伝 エピローグ
遥とSORAは海辺の別荘で住むことになった。
SORAは暫く仕事をセーブし、遥に子供を作ろうと提案。

遥はフリーとなり、再び芸能活動をすることに決めたアランのPRの仕事をしていた。

SORAが休んでいる分、遥の同僚、ずんこの元彼であるJUNがデビューし、活躍することになった。

ずんこは遥と猫作の幼馴染であるマルオとJUNに取り合いされる。



猫作は幼馴染でやり手のキャリアウーマン、麗子の初恋の相手であったため、麗子に狙われている。

麗子の仕事ぶりや性格に惹かれてゆく。

猫作の父はSORAたちの両親が亡くなった道路の工事を進めていた。そして花束を供えて来る、きっと彼女も新しい道の完成を喜んでくれるだろうと語った。



感想
途中まですごく面白かったのだけど、最後の外伝らへんが少し微妙に思えた。

でもアイドル時代から追いかけてた俳優と結婚なんて夢があっていいと思った。

スーパーボールのキラキラがカラフルでいつも綺麗だった。本物はあんなに透明感ないよと思ったけど。

猫作の方がタイプだった。でも意地悪をしてきた男を好きにはなれないな。



最近、神の雫を読んでるからワインの描写が印象に残った。最後、麗子がワインを飲んでいるところ。

東村先生はワインが好きなのかなと思った。美食探偵とか見てても。

ハッピーエンドに終わったのは良かった。

初恋の人は忘れられないって確かにそうかもしれない。

小学生時代に好きだった男の子と、言われたことや思い出はよく憶えている。



オルフェウスの窓 感想あらすじ結末 ベルばら 池田理代子作

前から気になっていた、名作と名高い池田理代子作のオルフェウスの窓。ようやく読んだ。

これを読んで思った。池田理代子先生はバッドエンドが好きだ。でもバッドエンドと言い切れるほどバッドでもないのが特徴。

まえがきには、1987年11月に書かれた池田理代子先生の言葉が綴られていた。

27歳から33歳までに描いた作品で、これをきっかけにヨーロッパへの関心を強めたのだそう。

ネタバレあり。



あらすじ

ドイツ人で15歳の御曹司、ユリウスは性別を偽り、男子として音楽学校に通っている。

学校にはオルフェウスの窓というレンガで作られた古い窓があり、そこから外を眺め、初めて道を通った女性と恋に落ち、そして悲恋に終わるという伝説があった。

ユリウスは同い年で同じ学校に通うイザークという少年と窓を通して出会った。
そして同じく音楽学校で年上のクラウスという少年とも出会う。

母は妾だった。本妻は亡くなっている。

本妻の娘が2人いて、ユリウスの姉たちとして共に暮らしている。

そのうちの長女、マリア・バルバラがユリウスが18歳になったら隠し金庫を開けるように父から言われて鍵を預かっている。

ユリウスの性別を隠すため、医者を雇っていたが譲られるようになり、その上母に手出しをしたため、ユリウスは咄嗟に医者を殺してしまった。


罪の意識に苛まれるユリウス。

ある日、クラウスがロシア人で革命家だということを知る。本名はアレクセイ。クラウスの婚約者だと思っていた女性、アルラウネは、アレクセイの兄の婚約者だった。

追手に追われ、クラウスはロシアに戻ることに。ユリウスはついていきたいと願うが、置いて行かれてしまった。

その後、ユリウスのことを好いていた使用人、ゲルトルートという少女が犬に噛み殺され、母が過去の想い人と心中した。

ユリウスは使用人を殺した義姉、アネロッテを毒殺し、クラウスを追ってロシアへ渡った。

イザークはピアノの才能を見込まれウィーンへ行き、苦労するも大成功した。

苦労していた頃、酒場で出会った娼婦と再会し、結婚するも、教養のない妻に振り回され、戦争もあり何もかもを失った。

手が悪くなったイザークのため、憎い男に体を売って稼いできた妻にイザークは激しく怒り、離婚する。
後に妻が身籠っていたことを妻が亡くなる直前に知り、一人で育てることとなった。

一方、ユリウスはロシアで記憶喪失になり、レオニードという軍人に拘束されるが愛されるようになった。

その後、脱出してアレクセイと再会し、記憶がないながら再び恋に落ちた。

レオニードとアレクセイは敵対関係にあった。

ユリウスを愛していたレオニードは革命家と政府の大規模な対立が起きる前に、ロシアを離れるよう彼女に言った。

そのことをユリウスはアレクセイに伝えるも、アレクセイは拒否。

ユリウスはアレクセイとの子を身籠るが、ロシアとドイツが戦争を起こし、満足な食糧も得られなくなったため、アレクセイの生家で身を隠すことに。

アレクセイの祖母と執事に守られて平穏に暮らしていたユリウスだったが、匿っていることが民衆にバレ、食糧難の中、優雅に貴族の家で暮らしていることと、貴族のドイツ人ということもあって怒りを買ってしまった。

アレクセイが家に着いた時にはユリウスはいなくなり、祖母と執事は惨殺されていた。

ユリウスはレオニードの関係者に見つかり、アレクセイが隠れ家を用意したと嘘をつかれて過ごしていた。

アレクセイがユリウスの居場所を突き止め、老人の変装をして向かったが、そこにはアレクセイを銃殺するために軍人たちが待ち構えていた。

難なく軍人の目を誤魔化せたが、事実を知ったユリウスが隠れ家に向かってくるアレクセイを見つけ、来てはいけない!と叫んでしまった。

そしてその声で変装だとバレてしまい、アレクセイは蜂の巣となって川へ落ち、亡くなった。

ユリウスはショックで娘を死産。
まともな言葉も発することが出来なくなってしまった。

革命が進み、レオニードたちの立場が危うくなったため、レオニードはユリウスを妹と共にドイツへ亡命させた。

ユリウスはレオニードの妹と共に男装をして国境を超えた。

レオニードは自害。

実家に戻るも、精神が不安定なままのユリウス。
ドイツに戻ってきていたイザークと再会。

イザークは自分がもうまともに指が動かないため、ピアノが好きな息子を尊敬するピアニストに預けた。

イザークのことも認識できていなかったが、母校でイザークとピアノを弾き、存在を認めるようになった。

記憶を取り戻すため、ユリウスはバルバラたちと共に隠し金庫を開けに銀行へと向かうが、鍵が一致しないと言われた。

鍵はすり替えられていた。

本物の鍵は使用人のヤーコプという男が持っており、アネロッテのことが好きだったヤーコプは恨みからユリウスを待ち伏せし、川へ突き落として殺害した。ユリウスは殺される直前に記憶を取り戻した。



2人ともユリウスが女性であることは知らなかったが、後に知ることとなり、恋に落ちる。しかしユリウスはクラウスに恋し、イザークは失恋した。

ユリウスは財産を継ぐために男装をしていた。

















感想
ユリウスが死ぬなんて。しかもモブで華のないヤーコプに殺されたことがショックだった。

ユリウスに子供ができたことは、Amazonのレビューでユリウスの娘に会いたいと言っている人や、検索結果で「ユリウスの赤ちゃん」と出てくることで先にネタバレされていたのだけど、まさか死産とは思わなかった。

ユリウスとイザークが結ばれてほしかった。結ばれたのはクラウスだったけど。

ドイツで再会したし、妻のロベルタは亡くなっているし、子持ちとはいえ結ばれればと。

魅力的な男性キャラクターが多数登場して、クラウスとイザークもかっこいいけれど、特に気に入ったのはレオニードとモーリッツだった。

色々と検索していると、レオニードは読者人気No. 1のように思える。

でも不覚にも最もときめいたのはモーリッツだった。モーリッツ大嫌いだったのに。

イザークの妹のフリデリーケを自分の欲望で死なせるし、その後もフリデリーケに似た娘と不倫して自分はとんずら。クズ。



似た娘は元々好きだった運命の人と心中したし、2人の命を奪ってる。なんて罪深いんだモーリッツ。

それなのにお金持ちで妻からは不倫を許されて深く愛され、子沢山。世の中の不条理を感じざるを得ない。

だけど雨の中、愛人に好きです!と言われてカッ!と目を見張るのがかっこよすぎた。



モーリッツのことを好きで婚約者で結婚までしたベッティーナ、嫌いだったなー。婚約者なんだから権利はあるんだけどさ。

しかも顔も可愛いんだけど強かな感じが。フリデリーケと結ばれて欲しかったよモーリッツ。

全然納得できない終わり方だったけど、途中まではすごく面白かった。やはり名作はベルばらだと思った。虚無感。

変装してるのにアレクセイの名前を叫んでしまうところとか、スパイに荷物が食糧であるという情報を伝えてしまうとか、ユリウスの迂闊さ加減にガッカリしたな。

あとイザークとダーヴィトがユリウスの死を全然悲しんでなくて素晴らしい青春だった!とか言ってるのが悲しかった。

ドイツ女と蔑まれるところがマリーアントワネットと重なった。
ラストは嫌な終わり方だったけど、音楽の素晴らしさが伝わってきたのは名作だった。




劇場アニメ うしろの正面だあれ 感想あらすじ結末

第二次世界大戦のアニメ。
1991年3月上映。

かよこという少女が、家族を亡くして、強く生きると決意するまでの物語。実話をベースにしている。

元は小説で海老名香葉子が著者。初代林家三平の妻。

ネタバレあり。



あらすじ
東京都墨田区に住むかよこは、釣竿を売っている家の末っ子だった。3人の兄と両親、祖母と暮らしていた。

泣き虫で器量も良くないが明るくて、性格のいい子だった。優しい母と、長男に厳しい父と、自分に厳しい祖母に育てられた。

新しく弟も生まれ、平和に過ごしていたが、戦争で疎開することになった。疎開している間に東京大空襲があり、三男の兄以外を失った。

親戚を盥回しにされるかよこ。三男は行方不明に。

焼け跡の実家で、家族の茶碗や箸を見つけて「私も連れていって」と泣き崩れるかよこ。



泣いているとどこからともなく坊さん坊さんの歌が流れてきて、指の隙間から除くと、自分の周りをぐるぐると回る足が見えた。

背後の正面だあれ、の歌声で「母ちゃん」と振り返ると母がいた。そして、亡くなった他の家族も。

幽霊の家族たちに励まされ、きっと三男と再会し、強く生きていくことを誓ったかよこ。天へ昇っていく家族たち。

その後、かよこは三男と再会できた。



感想
泣けた。平和なシーンが長かっただけに余計に悲しく。
母親から「美人じゃないけど」と言われるところがすごいなと思ったけど、本当のことを言って、でも見た目が大切なんじゃないってことを教える母は偉大だと思った。

実際、確かに海老名さんは美人ではない。でも名家のお嫁さんになっているし、大切なのは見た目ではないのだとわかる。

頼りになる三男が生きていたのはよかった。
でも下の子が亡くなったのが悲しく。



代々続く釣竿の家で、習い事もしていて、すき焼きも食べていたからきっと裕福な家だったのだろう。

それなのに戦争で使うからと祖父の懐中時計や、弟の人形を資源として差し出さなければならなかったシーンもつらかった。

そういった思い出の品は、手放してしまったらもう二度と手に入らない。同じものを買っても意味がないから。



三男の声が野沢雅子だった。特徴的でいい声だ。
何より素晴らしかったのが、ラストシーンの坊さん坊さんの、指の隙間から足を見て、顔から手を離して振り返るシーン。

静まった中で幻影を見るまでの空気、動きの技術に感嘆した。

歌のメロディな有名なかごめかごめなのだが、歌詞が異なり、坊さん坊さんと呼ぶらしい。

子供が多くいるって、兄弟が多いって幸せなことだなと思った。
ジブリの雰囲気に似ているけど虫プロダクションだった。