全10話ですぐ読み終わった。
オルフェウスの外伝は2種類あってこっちは池田理代子先生が描いたもの。もう一つは別の人が描いてるらしい。
ネタバレあり。
イザークの友人、ラインハルトを、母と不倫していた怒りから打ち殺したヴォルフィが記憶を無くして成長し、血の繋がった妹と子作りしてしまい、そこから悲劇が続くというお話。
あらすじ
母はラインハルトとの子供を産んでおり、ヴォルフガングは婚約者がいながらその娘、マラベルと恋に落ちてしまった。
婚約者はマラベルの親友、ドリィだった。
ヴォルフガングはウルフと呼ばれており、マラベルはドリィに婚約者と紹介される前に出会い、恋に落ちてしまっていた。
一度は離れたマラベルだったが、母親の再婚相手に手を出されて家出し、ウルフに保護されて一線を超えてしまった。
親友の結婚ならと祝福しようとしたドリィだったが、一線を超えたと聞いて冷静さを無くし、ウルフの運転していたハンドルを取って事故に追いやった。
病院に駆けつけたウルフの父と、離れて住んでいた母により、ウルフはマラベルが実妹と知る。
マラベルもその場で知り、行方をくらませた。ウルフは予定通りドリィと結婚。
マラベルはウルフとの子を孕っていた。
時が経ち、マラベルの息子、クリストファーはレストランでピアニストをしていた。
そこへドリィの娘、クレアが家出してウェイトレスとして働くことに。
惹かれ合うふたり。
しかし向かいに住んで見守っていたマラベルの友人がクリストファーにクレアが実妹であることを伝え、クリストファーは身を引いた。
再び時が流れ。クレアには娘ができた。夫は既に他界。
娘はピアニストの彼氏との結婚を認めてほしいと言う。
しかしクリストファーが身を引いた本当の理由を知らないクレアは、ピアニストは碌なものじゃないと猛反対。
母のドリィに説得され、会うだけ会ってみることに。
彼氏はクリストファーの息子だった。
しかし、クリストファーが拾った子で血縁関係にはないため、息子たちの結婚を認めてあげてほしいとクレアに話すクリストファー。
娘たちの結婚は認められた。
そして、ドリィから実は夫の裏切りがどうしても許せず、一度だけ裏切ったことがある、その時の子供がクレアだと告げた。
これにより、クレアがクリストファーと血縁関係にないとことがわかり、娘と共にW結婚式を挙げた。
感想
運命近すぎ。血がかなり近いのに普通に子供が産まれてしまったのが残念。
最後、ドリィは普通に他の男と子供作ったことを暴露していたけど、クレアとしてはショックじゃないんだろうかと思った。
自分の父親が父親じゃなかったわけだし。
それよりもクリストファーと結ばれる幸せの方が上回ったか。
マラベルがひたすら可哀想だった。1人で倫理にそぐわない子供育てて大戦で亡くなるなど。
最後、マラベルの子供と私の子供が結婚して家族になったのよとドリィが喜んでたけど、ドリィは結構なサイコパスだと思った。