忘却の都

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すぐ忘れるから書く(^ω^)

ハイパーミディ中島ハルコ 絵・東村アキコ 感想あらすじ

ネタバレあり

林真理子の小説をほぼそのまま漫画化したハイパーミディ中島ハルコ。

ハルコが結構ムカつくけど言ってることは割と正しい。

東村先生の絵が上手いから楽しめる。

50代くらいの社長のおばさんの人生観とかが読める。

主人公は38歳でギリギリまで10年も不倫してた。

もっと若いかと思っていたらハルコはもっと歳いってるかと思ったと言う。



以降も浮気女、浮気男が出てくる。

浮気したオトコは最後は妻にも愛人にも捨てられるのよとハルコ。

そうだろうね。

愛人が本妻顔をしてきたらその男は終わり、新しい女を選べとハルコ。

愛人ばっかに愛を注ぐ人生、取っ替え引っ替えって虚しい人生に見える。

本人がいいならいいのだろう。

ハルコは2度も離婚しているがモテてるから彼氏もいる。

ドケチ。

男が欲しいなら仕事に打ち込め、男は仕事という男と三角関係になるのが大好き、燃えるのだとハルコ。

それは思う。

前から仕事している女にほど仕事をやめろと言ったり、仕事をしたくない女にほど働かせたりする男がよくいると思っていた。

いい迷惑である。

また社長などの重役にMが多く、ビシバシはっきりモノを言う女が好きな奴が多いと。



だから性格悪そうなのと夫婦な男が多いのか。

主人公が不倫相手に貸した金を返してもらうために脅した後、不倫相手の妻がお金を返しに来たのは切なかった。

利子までつけて。

どんなに辛かっただろう。

ダサい人、と妻のことを主人公が言っていたのがまたグサリ。

主人公も被害者ではあるけど不倫だと分かってて続けていたわけで、ダサい人って言うのがモヤモヤ。

さすが東村先生だから読みやすくてサクサク読んでしまうけれど愛とはなんぞやと思ってしまう作品。